2011年 11月 07日
佐賀・長崎の旅⑦長崎・出島和蘭商館跡 |
長々と綴ってきました佐賀・長崎の旅も今回で最終回です。
長崎で前々から行きたかった場所、『出島和蘭商館跡』。
鎖国をしていた江戸時代、出島は唯一外国に開かれた窓口でした。当時は海にせり出した形で作られた人工島だった出島は、今は周りが埋め立てられており『出ていません』が、復元事業が進んでおり、当時の様子が垣間見れる施設になっています。
オランダ商館長の事務所や住居として使われていた「カピタン(商館長)部屋」。壁や天井には、唐紙が使われていて、シャンデリアとの組み合わせがとても素敵です☆
畳のお部屋にヨーロッパの家具が置かれ、当時の様子が忠実に再現されています。お茶(コーヒーかな)のセットもありました。
クリスマスの食事を再現しているお部屋です。当時はキリスト教は禁止されていたので、『クリスマス』と言わず『阿蘭陀冬至』と言う名前で祝っていたそうです。出島の食生活は洋食で、肉類は出島の中で家畜を飼い、それをお料理していたそうです。
出島で生活をしていたオランダ人たちは、普段は出島から出ることを禁じられていたそうです。家族の同伴も叶わず、狭い出島の中で過ごす日々はきっと退屈だったことでしょう。
最近読んでいる吉村昭著『ふぉん・しいほるとの娘』には、出島での生活の様子も詳しく書かれていて、興味深く読んでいます。
by teatimebiyori
| 2011-11-07 13:03
| *Travel Diary